AppleScript とデザインパターン (1)

PHP Hacks』という書籍があります。個人的にはとても楽しめた書籍でした。ソースコードは PHP 特有の分かりにくさがありますが。

PHP 特有の分かりにくさというのは、HTML の中の PHP(PHP が分かりにくいのではありません)。 という行が頻出するけど、これはだいぶ前にあった if の閉じ括弧なのか、if よりさらに前にあった for の閉じ括弧なのか...とかなり悩む。実際に書いてみても分からない。シンタックスカラーリング機能のあるエディタで書いてみてもこういうコードをまともに色付けしてくれなかったりする。

PHP と HTML は分けて欲しかった...。そう思うけど、そうするとページ数が足りなくなるか。

しかし、面白かった。iPhoto のライブラリにアクセスとか PSP の活用とか Jabberlivedoor Weather Hacks との組み合わせとか。ぱっと見て気を引く内容のものが多かった。Mac OS X になってなにが良かったかというと、PHP でも Perl でも C 言語でも Windows を対象に書かれている書籍でも十分役に立つということでしょうか(Windows の機能に依存しているものは駄目ですが)。『PHP Hacks』自体が Linux、Mac OS X、Windows を対象にしているし。

そして、この書籍の中に PHP でデザインパターンを使ってみよう、という章がありました。『オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン』です。23 種類全てのデザインパターンを試しているわけではないのですが、なかなか興味深かったです。

こういう刺激を受ける書籍を読んでいると、やりたくなるんですよね。AppleScript ではどうだろうか?と。

そんなわけで、AppleScript + デザインパターンにハマっていました。「だから、更新がなかったのか」と思ったあなた。鋭いです。

AppleScript でデザインパターン...。無理があると言われればそうなのですが、『オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン』がオブジェクト指向で汎用的に利用できるプログラム設計の方法論といった感じのもの(つまり、オブジェクト指向ならプログラミング言語を問わない)なので AppleScript でもスクリプトオブジェクトを使って恩恵を蒙ることはできます。Template Method や Factory、Strategy などは、使っていてとても気持ちいいです。特に同じようなことを異なるアプリケーションで実現することが多い(もしくは、同じようなコードを使い回すことが多い)AppleScript ではデザインパターンを使うメリットはあるのではないか?とも思いました。

ま、しかし。こういうことは実際に試してみないことにはなにも分かりません。ということで、唐突ですが、AppleScript でデザインパターン始めます。

0 件のコメント :

コメントを投稿